
利尻島
食と島の歴史を
探訪する旅


地域に、人に、歴史あり。幕末から現在に思いを馳せる。
島の歴史と食を楽しみたい、ツウな大人の利尻旅。


山と海を同時に眺められる場所で
贅沢な朝食タイムを。
フェリーターミナルに着いたら、
ターミナル2階にあるTSUKI CAFEで、
モーニングセットを頼んでひと休み。
おいしいコーヒーと海を眺めながら、
今回の旅ではどんな歴史に触れられるかと考えるひと時。
時代を切り拓いた先人たちの足跡を探しに行こう。

運上屋跡の碑・会津藩士の墓へ
北海道誕生物語に触れる、旅の幕開け
まずはフェリーターミナルから、
車で約10分の距離にある運上屋跡の碑へ。
アイヌの人々との交易の場としてこの地が活気づき、
今に至る。当時の人の想いや時間を想像していたら、
島に来た実感が一気に沸いてきた。


ご当地乳酸菌飲料
「ミルピス」を飲む
島唯一の自家製乳酸菌飲料「ミルピス」は、
50年前からつづく完全手作りドリンク。
利尻の新鮮な地下水を利用して作られている。
ここでしか味わえないご当地ドリンクを味わいながら、
お店の人に島の歴史を訪ねてみよう。
地元の人との触れ合いを楽しむかけがえのない時間。

「神居海岸パーク」で
島ならではの体験にチャレンジ!
ミルピスを飲んだ後は、ウニ採り体験と昆布お土産づくり体験。予約なしで体験できるので、時間に合わせて体験
内容を変えられるのがいい。利尻昆布を食べて育った
ウニを、自分で獲ってそのまま食す贅沢。
ウニ採り体験の次は、昆布お土産づくり体験に挑戦!
海から獲れた昆布を土産品として加工できるのだ。
根や葉をカットして整形し、花折昆布やだしパック、
おしゃぶり昆布にも。帰宅してからも旅を思い出す
一品として楽しめる。


ウニと昆布塩が意外なおいしさ!
ご当地アイスをご賞味あれ
これぞご当地アイスとも言える「ウニのアイス」!
のぼりに引き寄せられて立ち寄ったのは、
アイス屋&お土産屋の「北利ん道(きたりんどう)」。
カップに入ったソフトクリーム「愛す利尻山」の上に、
乾燥ウニ、昆布の塩がのっている!
どんな味なのか興味津々、口に運ぶと、
これがすごく美味しい。昆布の塩と、
バニラアイスの甘味がマッチしていて、
やみつきになってしまった。

利尻のおいしい湧水「麗峰湧水」
を飲んでひと休み
利尻に降った雨や雪解け水が地中へ浸透し、
地上へ湧き出した「麗峰湧水」を飲んでひと休み。
長い年月をかけて湧き出す水にも歴史あり。
なめらかで飲みやすいおいしい水。
その理由はミネラル分が含まれていることなのだそう。
生活用水として、汲みに来る島民も。
地元の人と同じ体験をすることにこそ価値を感じる。
ペットボトルにたっぷり汲んでいこう。


「利尻町立博物館」で
地域と歴史への理解を深める
利尻のルーツや島の内・外での研究結果が記された資料が展示された博物館。旅先でこそ、博物館が面白い。
過去から現在につながる様子を、人文、自然など
さまざまな分野から見ることで、理解が深まり、
旅の思い出として心に刻まれる。
通信が発達していなかった時代、
人々はどうやって過ごしていたのか。
当時は、本土との行き来はどうしていたのか。
気になる疑問を学芸員さんに聞くのもまた楽しい。

島民行きつけの食堂にて
「タコ天そば」の昼食を食す
利尻町の「マルヰ食堂」の「タコ天そば」は
一食の価値があると聞いてやってきた。
ここは島民に人気の穴場スポットだ。
タコを小さく切って、
天ぷらにしたものが温かいそばにのっている。
旨みがぎゅっと凝縮されたタコ天がうまい!
そして美味しいのにリーズナブルな料金設定が良心的。


「オタトマリ沼」で休憩。コクがあるのに、
すっきりおいしい「万年雪ソフト」
人気観光スポット「オタトマリ沼へ」。「万年雪ソフト」はコクがあって、濃厚なのに後味さっぱり。
近くの「白い恋人の丘」からは、石屋製菓(株)「白い恋人」のパッケージとほぼ同じアングルで利尻富士が見られる。
利尻富士の起源は2000年以上前にさかのぼる。
長い年月をかけて、山全体が緑に覆われ、冬はまさに
「白い恋人」のあの風景が見られるようになった。
自然の歴史はなんとスケールが大きいのだろう・・・と、
何とも言えない気分になる。

島で愛されるお菓子屋さんで
地元の味を体験
鬼脇漁港近くの地元の人に長年愛される
老舗のお菓子屋さん「長生堂寺嶋菓子舗」へ。
利尻プリンはクマザサ入りという少し珍しいもの!
食べ終わった瓶を返却すると20円戻ってくる。
ここはスフレもおいしいので思わずSNSでシェア!
甘いものは、やっぱり別腹。


「ラナルド・マクドナルド上陸記念碑」
冒険家の心に触れる
利尻に上陸したアメリカ人、
ラナルド・マクドナルドの記念碑へ。
彼は日本初のネイティブスピーカーの英語教師。
1848年、焼尻島に上陸したのち利尻島へ上陸。
当時、島で暮らしていたアイヌの人々と8日間にわたり
暮らしたという。のちに長崎に送られたあと、
鎖国下の日本で、通詞など14名に英語の指導をした。
上陸した利尻島で、彼は何を思ったのだろう。

「利尻富士温泉」へ
露天風呂から利尻富士を眺める
島滞在の締めくくりは利尻富士温泉。
露天風呂からは正面に利尻富士を見ることができる。
ここの泉質は、ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉(低張性
弱アルカリ性温泉)で、疲れた体がよく温まる。
飲泉もできるようだ。
開放的な眺めが広がる温泉で疲れを取る、
旅の締めくくり。移り変わる時間の中で、
ずっと変わらず存在し続ける利尻富士。
雄大なその姿に歴史の奥深さを感じた。

このページでご紹介したスポット
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TSUKI CAFÉ(鴛泊)
0163-85-7474 -
運上屋跡の碑(本泊)
0163-82-1114
(利尻富士町観光協会) -
ミルピス商店(沓形)
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神居海岸パーク(沓形)
0163-84-3622
(利尻町観光協会)
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北利ん道(沓形)
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麗峰湧水(仙法志)
0163-84-3622
(利尻町観光協会) -
利尻町立博物館(仙法志)
0163-85-1411 -
マルヰ食堂(仙法志)
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オタトマリ沼(鬼脇)
0163-82-1114
(利尻富士町観光協会) -
長生堂寺嶋菓子舗(鬼脇)
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ラナルド・マクドナルド上陸記念碑
(鴛泊)
0163-82-1114
(利尻富士町観光協会) -
利尻富士温泉(鴛泊)
0163-82-2388